最近はずっと負けをグツグツグツグツと煮詰めて糧にしていることが多いせいか、少し思考が卑屈になってきたと思うことがあります。まあ「それも人間か」と思いつつ、科学の楽しさを感じる心は変わらない自分にちょっとホッとしたのでした。この所勉強にハマっていて、リアルタイムPCRの勉強をちょいと始めたら、良書にめぐり合いました。予備実験として、イライザを使ってみたりもしてます。
ラボを持った時に研究者としての幅が如実に研究室の運営力に現れるので、常に複数のテーマについて、その問題点を考える力と見識を養うことは重要だなと思う次第です。じゃないと、すぐネタ切れでゴボゴボゴボっと溺れちゃいますからね。
木村先生が常に最先端の勉強をラボ全体の活動として行っていた意味がわかってきました。Paulさんも暇を見つけて良く本を読んでいたし、一見つまらなく見えるでも面白ポイントを追っている論文を、学生に紹介させたりしていました。勉強しなくなったら、研究者として終わりへ向かうというのは、正にその通りなのかもと思いました。
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