説明

 ニューロサイエンス学位プログラムHP
 募集要項:博士前期過程
      博士後期課程

・神経経済学シンポジウム:リンク

自己紹介

自分の写真
動物やヒトを対象に神経経済学の研究を行っています。神経経済学には神経科学,経済学,心理学の知識を用います。興味のある方は、h-yamada_at_md.tsukuba.ac.jp へご連絡下さい。筑波大学です。博士前期・後期課程の研究指導担当教員となっています。twitter: @Hiroshi12337131

卒業生

卒業生:田尻涼(2014, 医療科学類)、今泉優理(2018, 医療科学類)久保木亮介(博士論文指導(神経科学)2022、現武田薬品工業)

2021/01/31

雑感シリーズ9/6の巻

朝から雑感

最近、ラボを持つための就職活動をずっと続けています。医学部、理学部生物学科、研究所等、出せる所で嫁さんの許可が貰えるところ(食いっぱぐれる要素の無い所)には、全部出す感じです。書類のバージョンもだいたい、3,4パターンで固定されてきたので、出すのもコストが減ってきました。
 最近、ちょっとずつですが書類審査で戦えるようになってきた感じがあるので、とにかくできることをやって活動継続していくことだなぁと、実験・論文作成・研究費申請・教育運営業務、を効率的に回している感じです。しかし、私の”地味さ”も相まって、あと一歩、決め手が無いと感じる部分がありますが。
ところで話が変わりますが、嫁さんはとても子供が可愛いようで、、今朝も、
嫁「○○(息子)可愛いよねぇ」
私「良かったねぇ(定番の返事)」
私「こっちも可愛がってね(ちょっと絡んでみた)」
嫁「大事にしてるでしょ」
私「可愛がってるってこと?」
嫁「大事にしてるじゃない・・・・・」
大事とは何なのか!!!!
嫁さんは朝から私に絡まれて大変なようでした!
日曜日は一日休みなので、ダラダラ過ごします。

2021/01/14

脳の掛け算の仕組み

 脳が確率と量をかけて、期待値を計算する仕組みを明らかにしました。

https://www.jneurosci.org/content/early/2021/01/11/JNEUROSCI.1987-20.2020/tab-article-info

脳の中の4つの部位の神経細胞活動を比較した所、繋がりのある2つの部位が掛け算を行っていることがわかりました。よくよく結果を調べてみるとどうやら、暗算のようなかたちで計算を行っている模様です。ある特定の神経回路が、数字からその掛け算値を想起させる仕組みがあるのだと思われます。掛け算する時って電卓叩くだけだけど、脳が実際掛け算するって結構大変な作業なんだなぁと実感致しました。


専門家向け

ちなみに、今回の仕事で開発した手法を使うと、ほぼすべての神経生理実験データで、ダイナミクスの解析がお手軽にできます。その前提条件は

1)実験で操作した2つ以上の変数に関して、3×3以上の条件でデータを取得していること(直行する実験条件で、2×2以外の物は全て適用可能)、のみです。

データの測定時間精度が1msのデータ(神経細胞活動データ)であれば、20msくらいの時間精度まではダイナミクスを分解可能です。
データの焼き直しして新しい発見するなど、データの2次利用も可能です!!!

2021/01/11

何をして、何をしないのか!

 この所、これまでやっていた一連の研究が終わりを迎えつつあるので、新しい研究の方向にシフトしつつあります。但し、新しい研究を軌道に乗せるにはリソースが必要で、マンパワーお金ともに足らない状況で、やりくりしている状態です。イライザするのに、きっと一つ9万かかるし、最新の超多細胞記録装置導入しようと思ったら最低300万は必要だし、既存の研究データで生産しつつ、新しい研究にシフトするためのきっかけ(お金やポジション)を求めている状態です。

 幸い5年で700個くらいのニューロンデータを撮り貯めたので、普通にあと2,3本くらいの平均以上の論文生産は可能な状態。更に、今まで取ったデータを集めたら、ニューロン1500個はいくので、それを使って何か捻り出すのもできなくはないので、まあ、当分生産には困らなそう。問題は、自分のエフォートを何処に割くのか、選択と集中が必要です!

Locations of visitors to this page