説明

 ニューロサイエンス学位プログラムHP
 募集要項:博士前期過程
      博士後期課程

・神経経済学シンポジウム:リンク

自己紹介

自分の写真
動物やヒトを対象に神経経済学の研究を行っています。神経経済学には神経科学,経済学,心理学の知識を用います。興味のある方は、h-yamada_at_md.tsukuba.ac.jp へご連絡下さい。筑波大学です。博士前期・後期課程の研究指導担当教員となっています。twitter: @Hiroshi12337131

卒業生

卒業生:田尻涼(2014, 医療科学類)、今泉優理(2018, 医療科学類)久保木亮介(博士論文指導(神経科学)2022、現武田薬品工業)

2021/01/14

脳の掛け算の仕組み

 脳が確率と量をかけて、期待値を計算する仕組みを明らかにしました。

https://www.jneurosci.org/content/early/2021/01/11/JNEUROSCI.1987-20.2020/tab-article-info

脳の中の4つの部位の神経細胞活動を比較した所、繋がりのある2つの部位が掛け算を行っていることがわかりました。よくよく結果を調べてみるとどうやら、暗算のようなかたちで計算を行っている模様です。ある特定の神経回路が、数字からその掛け算値を想起させる仕組みがあるのだと思われます。掛け算する時って電卓叩くだけだけど、脳が実際掛け算するって結構大変な作業なんだなぁと実感致しました。


専門家向け

ちなみに、今回の仕事で開発した手法を使うと、ほぼすべての神経生理実験データで、ダイナミクスの解析がお手軽にできます。その前提条件は

1)実験で操作した2つ以上の変数に関して、3×3以上の条件でデータを取得していること(直行する実験条件で、2×2以外の物は全て適用可能)、のみです。

データの測定時間精度が1msのデータ(神経細胞活動データ)であれば、20msくらいの時間精度まではダイナミクスを分解可能です。
データの焼き直しして新しい発見するなど、データの2次利用も可能です!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿

Locations of visitors to this page