説明

 ニューロサイエンス学位プログラムHP
 募集要項:博士前期過程
      博士後期課程

・神経経済学シンポジウム:リンク

自己紹介

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動物やヒトを対象に神経経済学の研究を行っています。神経経済学には神経科学,経済学,心理学の知識を用います。興味のある方は、h-yamada_at_md.tsukuba.ac.jp へご連絡下さい。筑波大学です。博士前期・後期課程の研究指導担当教員となっています。twitter: @Hiroshi12337131

卒業生

卒業生:田尻涼(2014, 医療科学類)、今泉優理(2018, 医療科学類)久保木亮介(博士論文指導(神経科学)2022、現武田薬品工業)

2010/06/05

メモ:行動経済学と実験経済学の違い

行動経済学
 主に、心理学を主体的に経済学に取り込んで、いかに人間が”不合理”であるか?を理論と比較して説明を試みてきた学派

実験経済学
 理論経済出身者が、理論の正しさとその適応度合いを知るために実験を行ってきた

ということで、行動経済学者は実験が得意で、理論の外で行動に影響を与える要因を探すことに重点を置いている。一方、実験経済学者は実験デザインが理論系の人にありがちな難しいデザインになっており、理論と測定が何故ずれるのか?に重点が置かれているように思う。。。(本当か?)

2010/06/04

Future discounting and Utility

人間は将来得られるお金の価値を割り引いて計算する。
例えば、
・”すぐもらえる20ドル”と
・”一ヶ月後にもらえる30ドル”
 ならどちらを選ぶ?
すぐもらえる20ドル!!!(自分は)

ということで、将来得られるお金の価値は目減りする。
この目減りの仕方は、Exponential function(指数関数)と比べてHyperbolic function:双曲線でよく説明される。

ところが、この将来割引の測定において限界効用逓減の法則は無視されており、liner functionであると仮定されている。(多くの人間では、お金の主観的な価値は金額が高くなるほど、目減りする:risk aversion)。

ということで、真に当てはめるべきモデルは、時間割引とリスク依存性を両方伴ったモデルである必要がある。時間割引は奥が深く難しい。。。
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