自分がこれまで科学的な教えを受けたと思う人を思い出してみた。漏れはありそうだけど・・・。やっぱり科学は人がするものですよね。
学部:河田先生には、すぐ辞書渡されて、本を勧められて、「実験始めたら論文の方法書けるでしょ」って言われたのが印象的でした。卒論を脳の進化のレビュー見たいの書くんで良いですか?って聞いたら、すぐOKしてくれたのが懐かしい。林さんと三上さんはラボの先輩で、足りない点をピンポイントで指摘して貰ったり。
大学院:木村先生は常に壁になって仕事のクオリティを保証してくれて、大脳基底核の全ての知識を惜しみなく教えて貰いました。松本さんには手取り足取り、自分の足りない事を教えて貰いました。南本さん、鮫島さんにはいっぱいディスカッションしてもらいました。Dickinson&Ballein読んだのが懐かしいです。東先生にはスライスの知識を色々教えて貰ったなぁ。
NYU:Paulさんは常に刺激をくれる人で、自由と共にその一歩先の暗闇の中に灯かりをともしてくれる感じでした。Kenwayは常に、紳士に研究するスマートな同僚で、Agnieszkaは今でも一緒に研究してます。数学的思考の合理性は、私には足りないてんだなぁ。Economicsの価値観を教えてくれる人です。Robはスマートなナイスガイで今はもうラボ持ってるな。Intertemporal choiceとTD modelのγって、同じだよね?って話したのが懐かしい。Dinoはリアリスティックなイスラエル人で、Danはゴリゴリのtraditional economistでした。刺激ばっかりだったな。3年いて、実験してたのは1.5年も無かった記憶。話して考えるのが大半。
NCNP:関さんはゴリゴリの感覚生理学者でした。武井さんとディスカッションしたのが懐かしいです。大屋さんは後からもっとしゃべっとけばよかったなぁと思った次第。
そして、今、筑波。松本さんはヒットメーカーで、國松さんは成長速度が半端なくそろそろ追い抜かれそう。教育力が高いな。共同研究者にも恵まれてます。Agnieszka、坪さん、入江さん、國松さん、納谷さん、南本さん。皆さんに感謝。
多分自分は、こうやって時間を共にした人の特徴を自分に取り込んで、じぶんのパーツを一つ一つ増やして、科学を進めてるんだと思う。この「人から学ぶ」ってのを止めた時点で、研究者では居られないと思うんで、同僚だったり、共同研究者だったり、コミュニティーの仲間と切磋琢磨して、面白い科学をしようとするの大切なんだろうな。
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