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 ニューロサイエンス学位プログラムHP
 募集要項:博士前期過程
      博士後期課程

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動物やヒトを対象に神経経済学の研究を行っています。神経経済学には神経科学,経済学,心理学の知識を用います。興味のある方は、h-yamada_at_md.tsukuba.ac.jp へご連絡下さい。筑波大学です。博士前期・後期課程の研究指導担当教員となっています。twitter: @Hiroshi12337131

卒業生

卒業生:田尻涼(2014, 医療科学類)、今泉優理(2018, 医療科学類)久保木亮介(博士論文指導(神経科学)2022、現武田薬品工業)

2021/02/21

神経経済学 が勃興して約20年

 2000年くらいに、行動経済学者と神経科学者と心理学者が集まって始まった、「人の判断行動を脳が生み出す仕組み」を理解する”神経経済学”ができました。生物学と物理学がくっついて、生物物理学ができたようなもんですかね。発起人の一人の神経科学者であるPaul Glimcherのラボでポスドクをやっていた頃は、丁度、神経科学者と行動経済学者の融合が進み始めた頃でした。http://www.scholarpedia.org/article/Neuroeconomics 神経経済学学会(https://neuroeconomics.org)もできて、融合に価値を見出す人々が盛んに新しい研究をしていました。fMRIでヒトの脳活動を測定できるようになったことも、この融合を後押しした要因かと思います。もちろん、融合に意味がないと感じるヒトもいます。

 日本はアメリカやヨーロッパなどから地理的に離れているため、どうしても新興の学問に対しては遅れを取ることが多いですが、一部の行動経済学者、神経科学者が、神経経済学を行っているという現状かと思います。現状、行動経済学者の人は脳のことを良く知らないことが多いし、神経科学者は行動経済学のことを良く知らないことが多いですが、これは、神経経済学学会でも発足当初より起きていた問題で、融合には時間がかかるものだと思います。

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