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 募集要項:博士前期過程
      博士後期課程

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動物やヒトを対象に神経経済学の研究を行っています。神経経済学には神経科学,経済学,心理学の知識を用います。興味のある方は、h-yamada_at_md.tsukuba.ac.jp へご連絡下さい。筑波大学です。博士前期・後期課程の研究指導担当教員となっています。twitter: @Hiroshi12337131

卒業生

卒業生:田尻涼(2014, 医療科学類)、今泉優理(2018, 医療科学類)久保木亮介(博士論文指導(神経科学)2022、現武田薬品工業)

2021/02/17

2020/11/7の巻

 雑感:人に教えること(長文注意報つき)

最近、人にどのように教えるべきか、が非常に難しいんだなぁと実感しております。自分の力不足を実感中といったところです。教えるための基本方針は、
1.十人十色、個人に合わせる
2.現在の問題点を明確にする
3.問題点を解決するためのアプローチを具体的に伝える
を行っています。ただ、達成すべき問題が難しい場合には、この方針はうまく行かないということを実感してきました。理由は、問題点が複数に及ぶ場合にもぐら叩き状態となり、本人が解決のアプローチを把握できなくなるようです。木を見すぎて森が見えなくなってしまう感じ?
全く新しいことに挑戦することは簡単なことではないので、うまく行かないのが普通です。うまく行かない中から、うまく行くことを1つずつ丁寧に見つけ出して、うまく行くことを地道に増やしていく努力が必要です。その努力が実るには、時間が必要です、、、、と思います(そもそもこの認識が良くない可能性もありますが。。。)。
ちょっと、自分が受けた教育を振り返って見ると(主に、学部4年、大学院、ポスドクの時)、次ぎの様な状況でした。
4年生:初めてラボに入って、英語の本の輪読で「言ってることが意味不明です」となり、撃沈。先輩に意味が取れない文章を具体的に確認して、再度やり直すも、やっぱり伝わりきらず。先輩の修士論文を作成する姿を見て、研究の大変さ、厳しさ、厳密さを実感(先輩は、12月くらいから良く徹夜してました・・・)。教授から言われて覚えてるのは、「もっと英語ちゃんとしないと困るよ」「はい。生物学辞典あるよ」「これ面白いでしょ」。自分の力が研究の面白さに直結するんだよということを、漠然と感じた記憶があります。
大学院:自分でこんな研究をしたい!といって、プレゼンをしてOKを貰うも、自分でその研究を具体的に進めることができず、数ヶ月後、教授の先生が助け舟を出してくれました。一人でやるという気持ちだけはあったけど、力が全く伴っていなかったわけです。大学院で直接面倒を見てくれた助教の先生は、色々なことがうまく行くように、本人がやっていることを伸ばすように、という教育方針であったように思います。これは、私に足りない点だと、最近もの凄く思います。やっているうちにできる実感がわくというやつですよね。
ポスドク時代:本人に足りない物を直接与える、やるべきことを目で見えるように実演する、激励する、明確な課題を与える、競い合う、などなど、PIは何をするべきかを見せてくれた様に思います。
今必要だと思われることは、
1.自分が違和感を感じる(わかってない)点を、1つ1つ丁寧に確認してもらうこと
2.わからない単語、概念を、1つずつ調べる習慣を身に着けてもらうこと
3.1と2の努力を継続してずっと続けてもらうこと
4.私が長い目で見て、1~3を確認していくことなのかなぁと思います。これでいいのか・・・・。
私にとって何が今必要なのか、あまりはっきりとしないところがいけないのでしょうが、、、、、、頭が整理されきっていませんが、個人の成長を見守る心が私には足らないように思います。う~~~~ん。地道に続けよう。

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