神経経済学の面白さを伝えていきたい!あなたが何故そう決めたのか?脳の仕組みから 判断を解き明かす のが面白いところだと思う。
~ヒトの心の理解を目指して~
神経経済学 (Neuroeconomics)は、神経科学とミクロ経済学を融合した最先端の学際的な研究です。
・喉が乾いた時に飲む水は美味しいのなぜ?
・なんでペプシよりコーラが好きなの?
・ギャンブルってどきどきしますよね?
学生さんと一緒に、価値観が脳から生まれる仕組みを調べています。ヒトの人間性の理解・社会の制度設計の改善などに繋がります。ポスドクの方募集中です。まずは問い合わせください(2023/2/12)
説明
自己紹介
- 山田洋
- 動物やヒトを対象に神経経済学の研究を行っています。神経経済学には神経科学,経済学,心理学の知識を用います。興味のある方は、h-yamada_at_md.tsukuba.ac.jp へご連絡下さい。筑波大学です。博士前期・後期課程の研究指導担当教員となっています。twitter: @Hiroshi12337131
卒業生
卒業生:田尻涼(2014, 医療科学類)、今泉優理(2018, 医療科学類)久保木亮介(博士論文指導(神経科学)2022、現武田薬品工業)
2021/09/30
2021/09/05
6/29
サルで採択されていたのは大御所でした。戦いの舞台だった1Aは、採択若手率60%という驚きの数字が。単純に優れた提案書が多かったのでしょうが、中堅の年代になってしまった自分の戦いの厳しさを実感する数字でした(*1)。
若手外の採択者4人の中にサル二人だから、ラボ持って確立してる二人を圧倒するようなパフォーマンスは無かったので、まあ、やむなし。次があれば頑張ろうと思います。
やっぱり、もっと「病気の理解にどう役立つのか」を明示的に、かつ、中心的に述べる申請書にする必要があるんだと感じます。技術開発とはいっても。。。グラントの求める趣向に合わせきらなかった部分で点が下がったのが、次回への課題かなと思います。かといって、実現可能性の低い夢的な申請書はあんまり好きじゃないので、精神疾患が原因不明の現状で、でも、どこまで、どう、精神疾患の解明に役立つのか、一歩踏み込んで書けるようになるといいなぁと思いました。
お金ください(*2)。
サラダバー(*3)
*1:気づいたらすぐ中堅で無くなってそうで怖い!
*2:就職のための支度金的な物が足りないのです。決して、金の亡者ではありま・・・せ・・・。
*3:お金の無い大学生に嬉しいあれです。
6/27
昨日はWeb大学院説明会を無事終了しました。動き出しから開催日まで約1ヶ月という強行軍でちゃんと集客できたので良かったです(*1)。
前回に引き続き、昨日もなんでも相談室をやりました。なんとなく神経科学や心理学に興味があるけど、具体的に何を研究できるのかはっきり分かっていない学生さんが沢山足を運んでくれて、雑多な話を色々しました。もともと内向的な性質が強い私が相談員かい!と驚く人もいるかもですが、最近職業的にコミュ力を高めたので、色々ざっくばらんに話せるようになれました!圧力ゼロで(*2)
やってることは、カウンセリングに近いことだと思うんですが、1.各人の思っていることや考えていることをできる限り言葉にして貰う(言語化)、2.1のプロセスから個人が必要としている情報を把握する(分析)、3.把握した内容のうち、優先順位の高い物から相手の理解度を把握しながら情報を提示する(分析の確認)、といった感じです。
こういう役割で大切なのは、1.まず相手の話を聞くこと(*3)、2.ある程度話を聞いたら、相手の言っていることを確かめるために質問すること、3.ある程度把握できたら一番重要そうなことを一個伝えること、かなと思いました。
心って何なのかしら?って漠然と考えている人もいれば、とある分子の機能に興味がある、って人まで幅が広いので、オープンな気持ちで、同調して、本人の思考の現状に近づくってのが、大切なんだと思いました。
一番大切なのはフェアな気持ちを持って、相手に知っていることを伝えることだと思うので、時には他の大学院の〇〇先生のとこが良いんじゃないというような話をしたりしました(*4)
結局、ちゃんとニーズマッチすることが大切で、マッチしないと色々不幸が生まれますからね・・・・(*5)
大学院説明会に時間をだいぶ使ったので、解析をヒタスラぽちぽちダラダラと続けて、ようやく8合目に到達。結果は、まあ、予想の範囲ですので、生産はできそうという程度かなぁ。
*1:心のなかで自分に拍手を!この仕事が急に来たおかげで、さきがけ出せなかったけど。。。。。グエェェェェ。
*2:ラボの後輩と話している時は、もっとこうしたら良いかもみたいに話すので、圧を感じる人もいるようです!
*3:お客様は神様です。
*4:お客が逃げていくぅ~
*5:何でも良いこと言う先生には注意よ!自戒を込めて。
2021/07/10
2021/6/19の日記
最近思うのですが、PIになって運営業務で忙しくなった時に、それまでの研究アイディアの蓄えが無かったり、新たな研究アイディアを出すための勉強をしなかったりすると、どんどんネタに詰まってジリ貧になっていくんだなぁと思います。
恩師がO大に居た頃は忙しく、あまり研究にエフォートを割けなかった状態だったように思いますが、その後、大学を移った後に少し時間ができたら、必死にラボセミナで毎回勉強しまくって論文紹介をしていたのを思い出しました。研究に詰まった現状を打破しようとしていたんだと何となく思います。
自分の研究がネタ切れにならないように、常にネタ帳をカキカキしつつ、時々電車の中で見返して、実際に使えるネタを選別して行く作業はずっと続けています。また、自分の研究とちょっとだけ接点がある本を読んで、自分に無いアイディアを取り込めるように努力を続けています。今は、情報学の本と、微生物の本がちょっとしたマイブームです。ちょっと前は、量子コンピューターがブームでした。おかげで、現在一人で研究をしていても、研究の看板は4~5個くらいに増えました。ラボを持ったら、一気に色々拡張できる準備はできたなぁと思います。
PIになった時に一番怖いのは、自分の研究が狭すぎて、ネタが切れて自分のオリジナルなアイディア無くなって、金を集めるだけになってしまうことかなと思います。お金を持ってこれなければ勿論PIとは言えないのかもしれませんが、アイディアも知識も独自性が無くなってしまったら、学問の自由すら霧散してしまうわけですね。PIが学問として抜きん出た研究アイディアと知識を見せつけるからこそ、ラボの学生は同じ夢を追うのかなぁ、情熱が伝染するのかなぁ、とぼんやりと思いました。常にアイディアを考える努力を続けてこそ、最前線に立ち続けることができるんですかね。
生涯ずっと研究を続けていけてる恩師(*1)を見ると、そこまで情熱を傾けられるのが本当に凄いなぁと、でも、追いつけ追い越せと思うのでした。大学院生の頃からずっと追いつこうと思って研究をしてきたわけですが、まだPIにもなれていない私は、研究者とも呼べない何者でも無い存在とも思われるので、とにかくラボを持つためにできることはするんだ、と思ってデータ解析を続けるのでした(*2)。
転機の子、現れてください(*3)。
*1:まだやってるのというツッコミはすぐに想像できます!
*2:プログラム走らせて解析してるのに、非線形回帰のパラメーター推定の解析が複雑過ぎて、すぐ局所解に落ちちゃうので、そのエラーの度にヒタスラ手動でプログラムを走らせなおすという、拷問のような手動解析を速く終わりたい。解析対象の細胞が多すぎて死ぬる!
*3:神頼みしようかしら
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