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 ニューロサイエンス学位プログラムHP
 募集要項:博士前期過程
      博士後期課程

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動物やヒトを対象に神経経済学の研究を行っています。神経経済学には神経科学,経済学,心理学の知識を用います。興味のある方は、h-yamada_at_md.tsukuba.ac.jp へご連絡下さい。筑波大学です。博士前期・後期課程の研究指導担当教員となっています。twitter: @Hiroshi12337131

卒業生

卒業生:田尻涼(2014, 医療科学類)、今泉優理(2018, 医療科学類)久保木亮介(博士論文指導(神経科学)2022、現武田薬品工業)

2009/08/31

選好と無差別曲線(Indifference curve)

無差別曲線とは、財(x1,x2)を組み合わせた場合に、消費者にとって等しい好ましさとなる組み合わせの集合が表す曲線のことを指す。

最も単純な2財モデル(x1;リンゴ,x2;バナナ)を考える。
自分が今、リンゴ5個とバナナ10本を持っているとし、リンゴ1個とバナナ2本が同じ価値を持つ場合を考える(リンゴとバナナの好みは人それぞれだが)

リンゴ1個とバナナ2本が同じ価値なので(完全代替材:一定の固定比率で代替できる財)、(x1,x2) = (5,10) は (4, 12)と同程度に好ましい。

つまり、2(x1) + x2 = 20 を満たす全てのx1とx2の組み合わせは価値が等しいことになる。式を変形して、
x2 = 20 - 2(x1) としてプロットすると、無差別曲線(完全代替材の場合には直線)が現れる。

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ここで、神経科学の話に急に飛ぶと、
The representation of economic value in the orbitofrontal cortex is invariant for changes of menu.2008, Padoa-Schioppa C, Assad JA.
Neurons in the orbitofrontal cortex encode economic value.2006, Padoa-Schioppa C, Assad JA.
の仕事の重要性は、複数の種類のジュース(財)を用いて選好を定量化しているところにあるわけです。ミクロ経済学の基本を踏まえてサルに選択行動を行わせて、各ジュースの選好を測る実験デザインはとても良くできているなぁと関心します。

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