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 募集要項:博士前期過程
      博士後期課程

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動物やヒトを対象に神経経済学の研究を行っています。神経経済学には神経科学,経済学,心理学の知識を用います。興味のある方は、h-yamada_at_md.tsukuba.ac.jp へご連絡下さい。筑波大学です。博士前期・後期課程の研究指導担当教員となっています。twitter: @Hiroshi12337131

卒業生

卒業生:田尻涼(2014, 医療科学類)、今泉優理(2018, 医療科学類)久保木亮介(博士論文指導(神経科学)2022、現武田薬品工業)

2020/12/20

脳の中の掛け算

 最近、脳の中で確率の掛け算をどうやって行っているの?という研究を行っています。掛け算自体は小学校で習いますが、脳が計算する仕組みを考えると意外と難しいのです!

何故かと言うと、脳の中には神経細胞がネットワークを作ることで、計算が行われていると考えられていますが、「そもそも掛け算って神経細胞がどうやってやるの?」という問題に直面します。足し算ならまだ分かりやすいんですが。

 それに加えて、確率離散値(であると思われる)連続値ですので、そもそもこの2つの異なる数値を、神経細胞がどうやって掛け算するんだろう?という問題に直面します。神経科学では、この問題を”統合(integration)”の問題として扱っていますが、よく考えてみると実に難しい問題です。

 論文のリバイス(査読者の批判に答えること)で、しっかりとこの問題を指摘され、あわわわわ、、、となりましたが、しっかりと対応できたんで無事終わりに近づきました。次の研究の展開を始めているので、また面白いことがわかるといいなぁって思います。

 研究って、ゲームの攻略にちょっと似てるなぁと思います。


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